日米共に人気のThe North Face(ノースフェイス)!
今までにも何度となく日本へ転送させて頂いていましたが、先日ここのダウンジャケットの発送を巡り問題発生!
発送のご準備も整い、集荷も済み、発送に必要なInvoiceや商品詳細のデータを運送会社に送ったところ連絡が・・・。
「GOOSE(ガチョウ)の中にはワシントン条約に該当します物もございます為、学術名が必要となります。
ワシントン条約に該当します場合は日本への輸入は不可となりますので、ご確認宜しくお願い致します。」
ワシントン条約に抵触しそうな、木材を使った商品や象牙などは普段から十分注意を払ってます。
でもまさか、ダウンジャケットで引っかかってしまうとは!!!
The North Faceが、ワシントン条約に抵触するような絶滅の危機の恐れのあるガチョウの羽を使って、
ダウンジャケットを作っているとは想像しがたいので、このガチョウは間違いなく問題ないものだとは確信しているのですが、
そんな理屈は通りません。
通関を通るにはどうしても学術名というものが必要です。
商品はできるだけ本日中に発送したいので、お客様にお問い合わせしていては時差の関係で本日の出荷に間に合いません。
まして、お客様に「このダウンに使われているGooseの学術名を教えてください」とお問い合わせしたところで、
お客様も頭を抱えてしまいますよね。
そこでスタッフがダメもとでThe North Faceへ電話してみることに。
そうしましたところ、意外にも「ハンガリアン」だろうという回答を得られました。
でもそこからは具体的な学術名には辿りつきません・・・。
さらにスタッフがネットで調査を続け・・・
エムデン・グースがヨーロッパの種類でよく使用されているグースということが判明。
ではここから学術名を!と思ったんですが、ここからがまたすんなりとはいきませんでした・・・。
何人かがかりで調べた結果の学術名がこちらです!
A. a. d. embden
(Anser anser domestic embden)
早速運送会社に連絡をし、そこから日本の通関へ確認を取ってもらったところ問題ないとのお返事が!
ふーっ(安堵)
こうして無事にお客様の大事なグースダウンのジャケットを日本に無事発送することができました。
皆様、グースダウンの輸入をされる際はご注意ください。
私達の経験が皆様のお役に立つことがあれば幸いです!