米国アマゾン輸出のお荷物の中で、アメリカの通関でストップしてしまった商品の事例をシェアさせて頂きます。
新しい事例が発生しましたら、ここにアイテムを追加していきます。
<注意アイテム:その4> 販売権に関わる商品
(実際にストップしたアイテム例)
- Nintendo Wii コントローラー
この事例はかなり稀ですし、専門的な知識が関わってくるのですが、クーリエとのやり取りで
私どもが学んだことをシェアします!
各商品には販売権、販売所有権があります。日本国内では商標法と呼ばれる法律により、
商品のネーミングやマークなどを登録した人ににこれを使用する権利を与えています。
この法律は、日本国内で販売される場合にのみ該当します。海外での場合は該当しません。
要注意なのはここからです!海外だから大丈夫、と思っても、販売する国で、他の会社が
その販売権をすでに取得している場合、販売権・商標権の侵害になってしまうのです!
例えば、日本では任天堂が任天堂の製品を販売する権限を独占していますが、
アメリカではそれは該当しません。しかし、任天堂のアメリカ法人がアメリカで
販売権を所有している場合、やはり違法となってしまうようです。商標権と同様に
所有権を委任していることを証明する書類がない限り、選択肢は下記の通りです。
①すべてのお荷物の廃棄:無料
②該当商品の廃棄、他商品の通関要求:別途インボイスの作成、手続きに1時間当り$90近い手数料が発生
選択肢②を選んだとしても、実際に要求が通るかどうかはわかりません。手続きの結果、要求が通らず、
やっぱり全品廃棄、ということもありえます。また、訂正インボイスの提出後、数週間かかります。
手数料はクーリエによって異なりますが、どのクーリエでも手数料は間違いなく発生します!
このケースの場合、日本への返送は受け付けてもらえないので、まさに2択になります。
お金とお時間の無駄にならないよう、取り扱いアイテムには十分注意が必要です。
BeHappy!!!では今後もできる限りの情報をシェアさせて頂き、お客様の輸出ビジネスのお役に少しでも立てられるよう頑張ります!
※あくまで、クーリエとのやり取りから学んだ、私どもの見解ですので、法律に関わる詳細につきましては、
然るべき機関へお問い合わせ下さいますようお願い致します。