国際武器取引規則 ITARとは??
ITAR(International Traffic in Arms Regulations)の略で
米国製の武器関連品目・技術の取引を規制するアメリカの行政規制の一つです。
アメリカには、武器関連の輸出やテロ組織支援国との取引を規制するための
武器輸出管理法(AECA)という法律があります。この法律はかなり
細かく制限が分類されておりますので、詳細は下記リンクで確認お願いします。
武器輸出管理法(AECA)の詳細はこちら
AECAでの規制を機能させるようにするため、細かい分類は武器取引規則
(International Trafficking in Arms Regulations: ITAR)に定めてられています。
ITARつまり「アメリカ合衆国が定める武器リスト」に該当する
製品やサービスについては、国務省の承認がなければアメリカからの持ち出しは
禁止されており輸出・輸入することができません。
また、ITARに該当する製品は、『防衛』目的で作られた物が主にあげられ
国家機密(技術を含む)を外部に漏らさない為に定められています。
アメリカに住んでいても、基本アメリカ合衆国以外の外国国籍である人の
購入は認められておらず、当然転売も禁止されています。
ITARに違反した場合の違反金について
ITARに違反した場合、違反1件につき500,000ドル(約5000万円)の民事制裁金、
1,000,000ドル(約1億円)を上限とする刑事上の罰金、違反1件につき10年の禁錮刑が科せられ、
さらに米国企業との取り引きを禁止される場合があります。
ITAR製品の輸出は米国国務省から許可を取れば輸出する事が可能な場合もありますが
アメリカ合衆国国籍をもっていないと、基本的には問合せも受け付けてくれません。
つまり日本人が日本から、問合せする事自体不可能ということです。
唯一照合できる方法としては、『22 CFR § 121.1 - The United States Munitions List』
という輸入規制の有無を確認する資料を見る事ですが、ITARの規制は日々更新されている為、
素人が輸入規制に掛からないかを追っていく事は、非常に困難な事だとも言えます。
BeHappy!!!としてのスタンス
また商品によって、表記が明確にITARと記載がされていなくても、実際はITARの定義に当てはまるものもあります。
従ってBeHappy!!!では、銃関係商品の発送は判断することが非常に困難なことと、
ITARの罰則は大変厳しいものとなっており非常に大きなリスクを伴う為
銃関連、軍関連の製品については、全て日本への発送をお断りしております。
意図せずにITARに該当するケース
余談ですが、メーカーから直接の購入ではなくebayなどの個人売買サイトで
スコープなどを購入する場合には、既製品を改造してITARに該当してしまう
スペックに仕上げて販売しているセラーもいるということなので
最も注意が必要です!!!
最後に。。。
以前NikonにITARに該当するかを確認した際に、Nikonから直接購入した場合には該当しない商品だという事は
言い切れるが、個人売買などによる第三者からの購入された場合には判断できないという回答がありましたので
参考までに下記に公開しますね。
個人輸入だからだと軽い気持ちで輸入して、
結果的に大きな代償を払う事にならないよう十分注意してくださいね!