高価な商品や、壊れやすい商品をアメリカから日本へ送る場合
保険をかけてさえいれば、何か問題が起こった際には
無条件に全額保険が適用されると思っていませんか??
これは大きな間違いです!!!
先日、ガラス製のトロフィーを5個一緒に発送させていただきましたが、
到着時に1個破損していたという事がありました。
お客様は当然、保険が適用されると思っていたので
直ぐに最終配達先の配送会社営業所に連絡を入れました。
※客=お客様 配=配送会社
客「到着した商品に破損があったのでその分保険適用してください。」
配「外箱に大きな損傷や傷はありますか?」
客「特に目立った傷や、大きな損傷はありません。」
配「お荷物の発送元へ間違いなく発送時には破損が無いか確認してください。」
客「分かりました。」
客「保険は適用されますか?」
配「保険の適用に関しては、後日発送元様へご連絡させて頂きます。」
上記のやり取りがあった後、配送会社から幣社にメールが届きました。
BeHappy様
お世話になっております。
お客様よりこちらの貨物の破損報告を受けております。
トロフィーのガラス部分が台から外れて損傷していたようです。
報告によりますと外箱に損傷がなかったとのことでしたので、
今回は弊社の保険は適応ができません。
只今破損品は配達店に戻され、良品のみお客様の方で保管を頂いております。
破損品は破棄をして宜しいでしょうか?
はい。
保険の適用に関しては、大概このパターンで幣社に連絡が入ります。
■□■ポイント■□■
配送会社は必ず、「外箱に大きな損傷や傷はありますか?」
とお客様へ確認してきます。
大きな損傷という言葉に惑わされてはいけません!!
発送時には傷がない箱で当然発送していますので、
少しでも傷がある場合には、輸送中に箱が投げられている、
もしくは落とされていると考えて問題ありません!
つまり、少しでも損傷や傷があった場合には大きな損傷という
言葉に惑わされず、損傷があります。傷がありますと言いましょう!
こういった場合、極力お客様が保証を受けられるように、
BeHappy!!!は全力でフォローいたします!!!
BeHappy!!!と配送会社の一連のやり取りはこちらです↓↓↓
BeHappy!!!から配送会社へのメール
配送会社様
いつも大変お世話になっております。
トロフィーの破損に関しまして、外箱に損傷がないため保険適応外とのことですが、
弊社から出荷した際は確かに破損しておりませんでした。
たまたまお客様より検品のご依頼を受けていたため、
出荷前に添付の通り全て写真撮影をしております。
ご覧頂ければ判りますように台座から外れているものはありませんでした。
Fragileのお荷物として発送し、お客様のお手元に届いた時点で
破損しているということは、配送中の破損としか考えられません。
出荷時は破損しておらず、到着時に外箱に損傷がない限り
保険適用外とのことですが、お写真をご覧いただき、
適用外と判断された経緯をご説明いただきたく存じます。
上記に対しての配送会社からの回答はこちら↓↓
写真の送付ありがとうございます。
輸送中に破損があったとしても、それが外部からの圧力なのか、
梱包不備かという点でまた見方が分かれます。
弊社の保険は外箱の損傷の有無をその判断基準としています。
割れ物の破損の場合、梱包材不足などにより中の商品同士がぶつかって
破損してしまうというケースが非常に多く、今回の破損原因は外からの
衝撃があったか、中で商品同士がぶつかりあったと推測できます。
よほどの衝撃/圧力であれば箱にダメージがあるかと思いますので、
外箱のダメージ部分の写真と梱包状態の分かるお写真、破損品の写真
をお送り頂けましたら保険会社に対応を求めます。
はい。これもマニュアル通りの回答予測しておりました。
■□■ポイント■□■
外箱のダメージ部分の写真と梱包状態の分かるお写真、
破損品の写真を送ってください。これは必ず言われます。
保険をかけている場合は必ず、開封時に細かく写真を
取っておく事を強くお勧めします!!!
写真で実際の様子がわかる証拠を見せてというのは
配送会社の常套(じょうとう)手段です。
BeHappy!!!から配送会社へのメール
配送会社様
破損したお荷物のお写真をお客様よりいただきました。
商品ケース内も含めた梱包状態と、外箱の凹みを確認することができます。
紙の緩衝材が写った写真がありますが、現在破損品は御社にお預けしてあるため、
実際の到着時は隙間が少なかったです。
お客様からの情報によりますと、箱の強度から、ある程度の高さから落ちて
出来た凹みではないか、とご見解いただいております。
こちらでご対応していただきます様お願い申し上げます。
今回の件に関しては、非常に壊れやすそうな商品でもあり
お客様より検品依頼を受けておりましたので写真を多く
取っていた事もあり、この後無事に保険が適用となり
破損してしまった商品代は返金されました!!!
とはいえ、当然保険会社も、輸送中の破損を全て
認めて保証していたら成り立ちませんよね。。。
それも理解できます。
輸送時の保険の適用に関しては、状況証拠がない限り
保険会社も輸送会社も全力で保険の適用を阻止しにかかります。
それを絶対に忘れてはいけません!
①保険適用条件として一番重視されるのは、
外箱に損傷があるか、無いかという事を忘れない。
どんなに小さな傷でも、傷は傷です。
②保険をかけた商品が届いた際には必ず
外箱の状態、箱の中の梱包状態がわかる
写真を多めに撮っておきましょう!
これが最終的な証拠になります!!!
せっかく余計なお金をかけて保険をかけたのに証拠不十分により、
お金も返ってこなければダブルで損した気分になりますよね。。。
そうならないように、上記のポイントをしっかり抑えておきましょう!