商品を購入する際、仕入れようとしている商品は
輸入して大丈夫な商品かどうかを判断することは
非常に重要なことです!
銃やナイフ、医療機器、食品、危険物などに関しては
輸入ビジネスを行なっている方はある程度知識を
持っていると思いますが、この他にも
色々な輸入規制がある中、権利に関しても
輸入規制がある事をご存知でしょうか?
しかも、えっ!!?
こんな身近なものまで輸入の規制があったの!!?
なんて事がありますので、代表的な事例を紹介します!
権利規制に該当する商品とは??
有名なところで言うと、スニーカーのコンバースが
商標権に該当してしまいます。
え?
日本にコンバースなんてどこでも売っているじゃん!!
と思う方も居ると思いますが、日本のショップで
売られているコンバースは実は、、アメリカの
コンバース商品ではないのです!!!
どういう事かというと、2001年にコンバースは1度倒産し、
2002年より日本の伊藤忠商事が資本を入れ、
コンバースジャパンを設立しました。
その後、アメリカではナイキがコンバースを買収し
アメリカでもコンバースの危機を乗り越えさせ、現在に至ります。
つまり、日本とアメリカのコンバースは全く関係の無い別会社
となってしまった為、当然コンバースジャパンとしては、
アメリカ(海外)製コンバースが日本国内にシェアを伸ばすのは
日本の市場を、あらされてしまうので困ります。
そこで、伊藤忠商事がナイキ傘下のコンバースの輸入を
差し止める訴訟を起こし、日本での販売が出来ないように
プロテクトしました。
コンバースのように、同じ会社ブランドでも各国ごとに
親会社と子会社の商標権者が一致していない場合、
営利目的での輸入は禁止されています。
この条件の事を【内外権利者の同一性】といいます。
同じような条件で当てはまる会社の例はこちら
■ビクター / コロンビア / Electorola / HMV / Victrolaなど。。。
以上のように、コンバースを例にとると、
海外から直輸入することで輸入禁止となる商品が存在し、その販売・輸入は違法行為となります。
消費者が安易に輸入された偽物の商品を購入することは著作権等の権利侵害につながるため、注意が必要です。
通販などで著作権侵害につながる商品を販売・輸入することは、違法行為となり、刑事罰や民事訴訟の対象となることもあります。
個人使用目的であっても輸入は不可能!
こちらに関しては、あくまでも個人使用目的であっても
輸入してはいけないので、十分注意が必要です!!!
コンバースを所有する伊藤忠商事は、本気で取り締まっており、
全国の税関に注意勧告をしていますので、コンバースはBeHappy!!!でも
お取り扱い不可となっておりますので、ご理解よろしくお願いいたします。