新型コロナウイルスの影響でマスクの需要が急増し
転売(セドリ)を行っている方々がマスクを大量に買い占め
アマゾンやメルカリで高額転売して私腹を肥やしている。
などの連日の報道により、SNSでも転売を敵に回した
ツイートをすればご自身のLikeなどが伸びる現状
転売(セドリ)は違法商売だ!
転売(セドリ)をする人は悪。
転売(セドリ)をやったら逮捕される。
などと適当な事を言う人がつぶやくデマ情報に迷惑している
転売屋さん、セドラーが多いと思います。。。
基本的には転売自体は違法ではありません!!!
間違った理解をしないでください!!!
今回のマスク転売騒動に関しては、現在の市場価格においての
常識の範囲を著しく外した金額で一部の悪徳転売屋が
販売を行ってしまった事で起きた騒動であり、
人に迷惑をかけない、むしろ人に必要とされる商品を取り扱っている
転売屋さん(セドラー)さんまでも、ひとくくりにされてしまった
というのが、今回の騒動においての事実です。
転売自体は法的に見ても何の問題もありません。
但し、扱う商材や、やり方によっては罰則や罰金を科せられたり、
最悪の場合は逮捕される事もありますので、
うっかり法律に触れてしまう事のないよう、しっかり把握しておきましょう。
転売すると違法になる5つの商材
1.偽ブランド品販売
日本で意外と多い偽ブランド転売。
スーパーコピー専門店などもあり、
ん??これはOKなのか??と
思ってしまう方も居るらしいのです。
常識的に考えて当然といえば当然ですが、もちろん違法です。
各ブランドメーカーは、自身のブランドの偽物を取り扱っている事を
知った場合、莫大な損害賠償を求める事が出来ます。
この場合は、商標権侵害による商標法違反に該当します。
また、偽物と知らなく販売してしまったとしても違反になります。
知らなかったことを証明する事はほぼ不可能で、
例え本当に偽物と知らずに転売をした場合でも
多くのケースで何らかの罰則を受けるようです。
したがって正規店で仕入れるのが安全ですが、
その場合は転売しても利益が出ませんので、
転売にはそもそも向いていないでしょう。
ちなみに、偽物と知りつつ本物と偽って販売した場合は
詐欺罪として起訴され、実刑がつきますので、そもそも
そこまでのリスクを犯してまでる商材ではないと思います。
2.チケット
最近ではネット上での取り引きが主になっていますが、
少し前までは、コンサート当日に会場付近などに必ず現れる通称《ダフ屋》。
定価を超える高額な取り引きでチケットを売った場合はチケット転売規制法違反となり
1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方が科されます。
※但し本人以外使用できないチケット等、購入者以外に譲渡できないという
決まりがないチケットに関しては営利目的以外の販売(定価以下で売る)など
に関して売る事は、問題ではありません。
3.お酒
お酒の販売は《酒類の販売業免許》が必要です。
無免許で、お酒を販売すると酒税法違反となり
1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
日本では、プレミアが付くウイスキーやワイン、日本酒など
驚くような価格で売買されているので、転売屋(セドラー)としては
魅力を感じずには居られないかも知れませんが、売りたいのならば
まずは免許を取得することから始めましょう。
4.マスク
もともとマスクの転売は違法ではありませんでしたが、
今回の新型コロナウイルスの流行で世間を賑わせた影響もあり
2020年3月15日より国民生活安定緊急措置法に追加されることになりました。
↑目が廻りそうな文字数なので(法律ってなんでこう見にくいのか。。)
バックリと訳しますと。。。
生活必需品が、一部の人の買い占め、それによっての価格の高騰が起きた場合
販売者に対して世の中の市場価格(標準価格)での販売を義務つける法律の事です。
これに違反した場合は、転売で得た利益全てを課徴金として国庫に納めなくてはいけません。
また、2020年3月15日よりマスク転売に関しては
懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金が科されることが正式に決定しました。
こうした生活必需品を緊急時に買い占めて、困っている人の足元を見る
転売は非常に悪質で人の道義的に問題があります。
今回のマスク騒動の中、平気でコロナのおかげで大忙しです!!
などとSNSにあげている人も居るくらいですからね。。。。
こんな一部の人のせいで、今後ティッシュやおむつ、トイレットペーパーなどの
生活必需品も品薄になっている為、今後、国民生活安定緊急措置法に適用
される商品が増えていく事になるかもしれません。
5.一部の海外輸入品転売
転売(セドリ)に慣れてくると、海外サイトから仕入れた商品を輸入して
販売する方も当然居ると思います。 ネットを使うだけで
物価の安い国や、日本では価値が高く欧米では価値が低いもの
を海外からの仕入れることにより、利益を出す事が出来ます。
この海外からの輸入品転売に関してはもちろん
違法ではありません!!!
しかし、中には海外の法律では適法でも日本の法律では違法
というパターンもありますので注意が必要です!
例)コンバース
輸入禁止!!! 意外と知らない?!商標権に関してのBeHappy!!!ブログはこちら
コンバースは、同じ会社ブランドでも各国ごとに
親会社と子会社の商標権者が一致していない為、
営利目的での輸入は禁止されています。
例)化粧品
化粧品を個人使用として輸入する場合の注意点のBeHappy!!!ブログはこちら
化粧品は個人使用目的のみ輸入が認められています。
ちなみにメルカリでは、海外の化粧品販売は禁止になっていますので
当然、転売に関わらず販売自体が出来ないということになります。
例)電子機器、おもちゃ
そのおもちゃ食品衛生法に該当していませんか??のBeHappy!!!ブログはこちら
レーザーポインターの輸入にご用心!のBeHappy!!!ブログはこちら
海外の安全基準と日本の安全基準は違うので、確認が必要です。
事前に、日本の法律や安全基準を満たした物かどうか事前に確認しましょう。
まとめ
転売(セドリ)商売の原則としてはこれです。
《安く購入して、適正価格で販売する》
利益を得るためにビジネスをするのは当然ですが、
利益を得る以上、そこには必ずルールや決まりごとがあります。
副業で転売をしている方は特に事業を始める前に
法律などに関してきちんと調べてから始めるのが
特に今の時代安全かもしれませんね。
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